アメリカ議会に、Lビザを見直す法案が提出されました。「Lビザ見直しによるアメリカの雇用保護決議案2004」と称されたこの法案は、Lビザの年間発給数を3万5千件に限定する事、
そして「特殊知識職」と言われるL-1Bビザを廃止する事を趣旨としています。
2003年度のLビザ発給数が5万7千件だったので、この限定数が適用されると2003年度の場合、その約40%の申請者がその年にLビザを取得出来ない事になります。
こうした法案が提出された背景には、H−1Bビザ限定数の影響から、一部のLビザ申請者が「乱用」に近い形で申請していた事実の発覚があげられます。
本来、H−1Bに該当する資格を持った者が別のビザ、例えばLビザザを申請する事には法的にも問題はありませんが、前述のように一部の者が「本国の勤務先と全く関連性の無い会社」
で働いていたり、その会社の「商品及び海外市場での適用性に関する特殊な知識を持っていない」、又は、ビザ対象者が「その企業の高度な事業手順などの知識を持っていない」など問題のある申請を行っていた事が判明し、それにより雇用を失ったアメリカ労働者から苦情が発生しました。
この法案は提出されたばかりで、可決されるとは限らず、一部改訂、又は法案自体が白紙に戻される事も考えられます。しかし、今後Lビザに関して移民局が厳しい目で審査する可能性も含め、慎重なビザ申請準備が必要となります。
(6月3日更新)
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